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暴力団逮捕…見え隠れする深い物語… [怖すぎ]

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南国のリゾート地で行われた「ゴルフ会談」は、抗争終結の下準備だったのか-。暴力団員であることを隠し、今年1月に沖縄県内のゴルフ場を利用したとして、特定抗争指定暴力団道仁会(本部・福岡県久留米市)の会長を含む男女5人が6月、詐欺容疑で警視庁と福岡、沖縄両県警の合同捜査本部に逮捕された。道仁会は長く続いていた対立組織との抗争終結を宣言したばかり。九州に拠点を置く暴力団のトップを警視庁が主導して摘発するのは異例だが、背景には彼らがマークし続けていた在京指定暴力団の「大物組長」の存在があった。

■会長人事で内部分裂…市民巻き込み、14人死亡

 6月29日の夕方。白いキャップに白いゴーグル、ゴルフウエアを身につけた小柄な男が東京・羽田空港に降り立った。周りを屈強なスーツ姿の捜査員に取り囲まれていた。

 一見して企業の重役のようにも見える男は、道仁会会長の小林哲治容疑者(57)。この日、佐賀県のゴルフ場でプレーしている最中に任意同行を求められた。ゴルフウエアから着替える暇もなく、身柄を警視庁に移送され、詐欺容疑で逮捕されたのだった。

 道仁会は福岡県を拠点に佐賀県などにも系列組織を持ち、約1080人の構成員・準構成員を抱えるとされる。近年では、内部分裂した九州誠道会(本部・福岡県大牟田市)との激しい抗争で悪名をとどろかせていた。

 抗争の発端は、道仁会の会長人事をめぐる内紛だった。人事を不服とする同会の最大派閥グループが平成18年に離脱し、九州誠道会を結成。これを機に、双方の幹部が射殺されるなど文字通り「血で血を洗う」抗争に突入する。

 一連の抗争は手投げ弾や機関銃が使用されるなど他に類を見ない過激なもので、これまでに47事件が発生し、14人が死亡。19年には佐賀県内の病院で、一般市民の男性が暴力団関係者と間違えられて射殺される事件も発生した。

 事態を重く見た福岡県公安委員会などは昨年12月、両団体を改正暴対法に基づく「特定抗争指定暴力団」に全国で初めて指定。縄張りを中心に警戒区域が設定され、組員が区域内で事務所に出入りしたり、5人以上で集まったりするだけで、直ちに逮捕されることになった。

 その後、目立った抗争は収まっていたが、今年6月11日、道仁会が抗争終結を宣言する文書、九州誠道会は解散届をそれぞれ福岡県警に提出した。

 ただ、「特定抗争」の指定期間は3カ月間で、6月末に2度目の満期を控えていた。警察当局内には「これ以上指定を更新させないように抗争終結を偽装した可能性もある」との見方が広がり、福岡県公安委は「抗争終結が確認できない」として両団体の指定を再度延長していた。

■関東連合OB、怒羅権も傘下…暴排条例普及でゴルフ禁止に

 こうした最中に起きたのが、警視庁主導による小林容疑者らの逮捕劇だった。特に関係者の関心を集めたのは、ほかに逮捕された4人の中に指定暴力団住吉会系組長、加藤英幸容疑者(65)がいたことだ。

 加藤容疑者は、山口組に次ぐ国内2番目の規模を誇る住吉会で渉外委員長を務める同会最高幹部の一人。トップを務める2次団体「幸平一家」は、東京・新宿や池袋の繁華街などを縄張りに構成員・準構成員合わせて約900人を抱える有力組織だ。

 最近では、暴走族「関東連合」(解散)や中国残留孤児2、3世でつくる不良グループ「怒羅権(ドラゴン)」など、暴力団ではないが都内の繁華街で常習的に不法行為を行う「準暴力団」と呼ばれる集団のメンバーを傘下組織の構成員として取り込んでいるのが確認されている。

 暴力団捜査を担当する警視庁組織犯罪対策4課は「都内の暴力団絡みの事件では決まって名前が挙がる」(捜査関係者)という加藤容疑者と幸平一家の動向に目を光らせ、内偵を進めていた。

 今年に入り、加藤容疑者が沖縄に飛び、知人でアマチュアゴルファーでもある団体職員の男(45)に予約をさせた上で、小林容疑者や別の道仁会系組長らとともにゴルフをしていたとの情報を入手した。

 暴力団排除条例の普及に伴い、各地のゴルフ場では暴力団関係者の利用を禁止する約款を設けるようになっている。警視庁などの合同捜査本部は小林、加藤両容疑者らがゴルフ場でプレーするという「財産上の利益」をだまし取ったと判断、詐欺容疑での立件に踏み切った。

■ちらつく山口組の存在、何度も接触か…捜査幹部「内実を知る絶好機」

 警察当局が注目しているのが、「関東ヤクザ」である加藤容疑者が小林容疑者とゴルフをしていた「真の理由」だ。

 暴力団関係者によると、道仁会と抗争を繰り広げていた九州誠道会は、日本最大の指定暴力団である山口組の有力傘下組織と友好関係にあるとされ、「解散した九州誠道会の後継団体が、山口組の傘下になる可能性もあるのではないか」とささやかれている。

 一方で、この山口組の有力傘下組織のトップと加藤容疑者も、深い交流があるという情報もある。こうした状況から警察当局内では、今回の道仁会と九州誠道会の抗争終結を、加藤容疑者が何らかの形で仲介したのではないかとの見方が広がっている。

 警視庁によると、小林容疑者と加藤容疑者は、今回の逮捕容疑となった今年1月のゴルフの他に、昨年12月にもゴルフをするなど、複数回接触していた形跡があるという。

 捜査関係者は「解散届を出した九州誠道会の構成員らが全員暴力団から足を洗うとは考えにくい」と指摘。さらに、今後の展開を見据えてこう説明する。

 「誠道会が山口組に合流するのを見越し、道仁会が山口組に太いパイプを持つ加藤容疑者を通じ、住吉会との関係を深めようとした可能性もある。(小林容疑者らの逮捕は)抗争終結の内実を探る絶好の機会だ」


記事ソース
「九州ヤクザ」の抗争終結に暗躍?ゴルフ詐欺容疑で逮捕された「大物組長」

















ちょいまって…結局、解散はするけど国内トップの山口組に仲間入りするみたいな状況かよ…しかも…関東連合やドラゴンまで…話が深くて怖い…

















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タグ:暴力団
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